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漢方薬名:蜀椒(しょくしょう) 山椒(さんしょう)
山椒の実です。朝倉山椒(あさくらさんしょう)、山椒(ハジカミ)、カホク山椒、
フユ山椒、カラス山椒、犬山椒などがあります。
朝倉山椒を上品として、山椒はこれに次ぐ。
山椒の木には鋭い棘があり、採集の時にはチクチク痛いものでが、朝倉には
棘がありません、味も、甘みがあり強烈な麻痺性の辛味があります。
友人に食べさせては、舌が麻痺して喋れなくなるのを面白がっていたら、
玄武堂に来ると何やら危ないものを、すぐ食べさせられてしまうと、怖がられて
しまった。
普通の山椒の木には棘が両側に対象にあります、それに比べ犬山椒は棘の位置が
ずれていて非対称になっています。
現在日本は、中国より大量に輸入していますが、ほとんどが犬山椒、カホク山椒です。
漢方薬で山椒は、腹の虫(回虫)を殺す働きがあります。お腹の冷え、腹痛などに使われて
います。
実がはじける直前に採集をします。はじけて開いてしまった実は、効き目が薄いです。
真っ赤に熟れた今にもはじけそうな実を採り、陰干ししますと口を開けます。
そのとき開かない実には毒があると言われています。
余談ですが、四川料理の辛味の隠し味に、山椒の油を使っているのを見たことが
あります。
唐辛子と違いスーと舌に浸みるような辛味でした。
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